電磁波のこと
『しのびよる電磁波汚染』という本があるらしい。東洋大学でマスターを卒業した科学ジャーナリストが書いた本のようだ(つまり博士号は持っていない)。
それを読んだ市民記者という方がとんでもない記事をでっちあげている。本人は本気なつもりなのだから、これは困ったものだ。
これは市民記者の記事からの引用だが、もうこの時点でおかしい。「この危険性を知ってしまった以上は」と書かれているが、電磁波はつい最近生まれたものではない。昔からあった。市民記者の方がもしご家庭に何らかの特殊な都合をお持ちでない限りは、中学校と小学校で義務教育を満了されているはずだ。それが出来ていれば、電磁波の性質はその着になったときにすぐ調べることができただろう(現に高校生は高校で電磁波の勉強をしている)。それを何を今更言い出すのか。そして、自分の思いつきを市民記者として権威のように発表しているのか。責任という言葉をご存じなのだろうか。
また、「出来る限り回避してください」とはどういうことか。携帯をはじめ電化製品を一切使うな、と言うのか。電波は静電遮蔽することができても、電磁波の静電遮蔽については、今まさに日本が研究中の課題である。
ならば聞きたい。電磁波の静電遮蔽秘術が世界で一番進んでいるのはどこの国だと思ってるのか。あたなも私も住んでいるこの日本が最先端をいっているんだよ。
電磁波の危険性は昔から論じられてきた。この方は今まで電子レンジも携帯もテレビもみんな使ったことがあるだろう。そこで誰が書いたともわからない本を一冊読んだだけで、このように意見を180度ねじ曲げたのだ。ちゃんちゃらおかしい。昔から偉い先生方でも「非常に悪影響だ」とおっしゃっていた方もいれば、逆に「無視できる程度だ」とおっしゃる方もいて、その真偽は未だに確定していない。
今まで勉強をする機会はいくらでもあったはずだ。たった一冊の本を読んだからってその騒ぎっぷりはなんだ、みっともない。恥を知れ、恥を。
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