オタクの人と電話をしたはなし
今朝、オタクの人と電話をした。起こしてくれたら1000円払いますというからだ。そんなものもらうつもりはなかったが、誠意をくみ取り、電話番号を聞いて、指定された時間にかけた。
その人がどうオタクなのかは、Amazonで買ったオタクグッズの写真をFlickrに淡々とあげているのを見て知っているつもりだし、過去のweb上の発言を見てもそれはよくわかる。
* n*****: オシャレな店の地図がオシャレ過ぎて結局のところどこに行けばいいのかまったくわからない。
* kis*********: @n***** 自分の第六感であるオシャレ感を信じて、オシャレっぽい方向に進めばオシャレな店に着くよ。
* n*****: @kis********* しまむらにたどり着くという結果が!!!
* etupirka: @n***** ところで女装がよくお似合いだと聞きましたが
* n*****: @etupirka 女装して通勤してるから毎朝のようにまさぐられます!!!
太字がオタク氏の発言である。
わたしは女装の似合う氏の姿と氏の所有する抱き枕を想像し、期待して指定された時間の5分強前にかけた。相手の心の準備が出来る前に不意打ちをかけたかったからだ。
3回かけた。氏はでない。
仕方ないので指定された時間に目覚ましがセットされているのを期待して、少し待ってかけ直した。2回目、5コールくらいで出た。
* n*****: おはようございます。
* etupirka: おはようございます。 起きましたか?
* n*****: 起きました。ありがとうございます。
* etupirka: 寝起きですか?
* n*****: Pardon?
* etupirka: 寝起きですか?随分声がしっかりしてますが。
* n*****: はい、寝起きです。
* etupirka: そうですか。(ここらへんから笑いが堪えきれなくなってきた)
* n*****: etupirkaさんでいいんですよね?
* etupirka: いえ、ちがいます。(ちょっとからかってみたくなった)
* n*****: え、etupirkaさんでいいんですよね。
* etupirka: ちがいます。
* n*****: わかりました。
* etupirka: ところでこれからのご予定は?
* n*****: これからシャワーに入ってすっきりしたいと思います。
* etupirka: そうですか。
* n*****: はい。はい、
* etupirka: (笑)
* n*****: はい。本当にありがとうございました。
* etupirka: いいえ。
* n*****: はいはい、ありがとうございました。etupirkaさんでいいんですよね?
* etupirka: そうです。
通話時間は1分程度だ。理由はよく知らないがせかすように電話を切った氏から、通話直後にインターネットを介してお礼のメッセージが送られて来た。
その後、氏はインターネットに電話に関する過去のエピソードをいくつか吐き出していて、いつまでもシャワーを浴びようとしなかった。わたしとしてはモーニングコールを非日常のイベントとして楽しんでもらえたようで、嬉しい限りである。
日頃から「電話は苦手だ」というオタク氏が電話に出たことに、とても感動した。今まで私の隣りで氏に電話をした人が着信拒否にされていたことなどを見たことがあるからだ。
目覚めるまで電話を鳴らしてもらい、あとはインターネットに「起きましたからもう鳴らさないでください」と発言する、またはお得意の着信拒否攻撃(氏にとっては防御)をする、という選択肢もあった中、氏が電話に出た誠意には感動せざるを得ない。
会話が「おまえはだれだ」という質問とその受け答えに終始してしまったことや期待していた寝ぼけ声が聞けなかったのは残念ではあるが、とてもおもしろい経験であり、氏と今まで以上に親しくなれた貴重な時間だった。今回は氏に了承を取って2人の記念(ノロケともいう)としてこれを公開した。
最後に氏の人柄を象徴する名言(当然インターネット上のものである)を紹介して終わろう。
* n*****: 「わぁ。本物の童貞だ。触っていいですか。」「ええいさわるな。」
ありがとう。またお話しましょう。







