いつも誰かに見られてる
実は昨日、幽霊がでた。幽霊たち(複数いるのだ)は私がどこに行っても私のことを見ている。街に出ても、ネットをしていてもずっと私のことをつけ狙い、私の言動の記録をとっている。困ったものだ、監視カメラとアクセス解析というものは(
オチ弱い?)。
イギリスほどではないが、最近は監視カメラの導入が多くなってきたと聞く。もともとは個人の自由の範囲内で、防犯目的に用いられていたものが、まさかここまで普及するとは、まぁかなり多くの人が予想していたことだと思う。
いつか見たドラマのワンシーンで、警察が女性に監視カメラが取り付けられ、映像がある特定のパソコンに送られている旨を伝えたところ「ええ、知っていました」と女性が返答し、警察が度肝を抜かした、というシーンがあった。そのシーンしか見ていないのだが、映像が送られていたのは交際相手の男性で、最初は嫌だったが、だんだんいつも好きな人に見られていることに快感を覚えるようになったという。そんなものが部屋中に取り付けられていたら着替えはどうするんだ、あれは、これは、じゃあああしたいときはどうするんだ。と言いたくなったが、別に興味はなかったのでそこでテレビを切ってしまった。
上記のものは極例でしかもフィクションだが、多くの人が不特定の人間から見られることを嫌う一方で、また特定の誰かには自分の人生を見ていて欲しい、と思いたい願望があるようだ。否定もしなければ肯定もしない。
監視の目はネット上にもある。その主たる例はアクセス解析で、たとえば、何時何分何十秒に、どこの県からどこのプロバイダを経由して、どのページをどれだけ見たか、どこのサイトのリンクから来たのか、なんかを逆探知できる。これはもう行動の一部始終を監視されていると過言ではない。
佐賀県が不祥事を起こしたとき、「佐賀県」というキーワード含まれたネットのページを業者に委託してすべて収拾させていた、という話題は一時期有名になったが、そのとき2chのvip板でデフォルトの名無しに「佐賀県」というキーワードをいれて嫌がらせをした話はご存じだろうか(ちなみにこの板は当時で1日に30万件の書き込みがあった)。これはばかばかしいエピソードであるが、どこかのお役所が自分に対する言論を監視し、一般人がそれに難色を示したということを象徴したエピソードの一つであるという。
逆に、これは嬉しい話題なのかもしれないが、ネット上の自殺予告が見つかったときに、ISPが警察にという提案により、40人(一部報道では43人)の命が助かったという記事を最近見た。この記事は、ISPが休日には予告を見逃してしまうなどの問題を提起している一方で、ISPにより特定のワードに関する検閲と発言者の特定が比較的容易にできる事実を暗示している。
誰にも見られずにひっそりと過ごしたい人は、家の中に閉じこもって本でも読んでいるしかないようだ。




