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あれ、打ち間違ってる?

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2007年4月6日(金曜日)

ジャズを歌う。みんなと違うことを。

カテゴリー: - etupirka @ 19時18分50秒

記事を書こうとして何気なくRSSリーダをみたら、ものすごい記事が飛び込んできた。数々の辛辣なお言葉の中から、1つだけ引用させて頂く。

「昔はプロの作詞家がいて、短い歌の中に言いたいこと全部入れた詞を書いていた。今のJ-POPは、女の子が自分で詞を書いている。理由は印税が入って本人の収入になるから。詞の才能もないのに」

この言葉は凄い。「あるあるある」と思わず膝を叩いてしまい、叩きすぎて膝(正確には太ももだけど)が赤くなってしまったとしても、文句は言わないだろう。
まず凄いのは、発言者の経歴である。これが私のように単なるド素人の発言ならよくあるセリフだが、発言者の丸山さんはEPICソニー創業者でソニー・ミュージックエンタテインメントの元社長でもあるという。この発言は、言葉以上に、重い。

私はJPOPを聞かない人間だが、たまにテレビで紹介されてる歌を聴くと、どれも同じ人がつくり、同じ人が歌い、同じ人テレビを見ているのだなぁ。と結構本気で思う。歌詞の内容はどれも一辺倒だし、曲調も目立ったものはないだろう。JPOPの曲はノリが良いか、しっとりしている、そのどちらかに分類できる(そんなこと言ったら他の音楽も例外ではないかもしれないが)。

記事を読んでいた素直な感想だが、ちょっとぐらい曲を短くしたぐらいでは何も変わらない、ということ。丸山さんが新しく立ち上げた会社で配信している曲を1曲も聞いたことがないけれど、でも、それぐらい私のJPOPに対する期待は冷め切っている。

そもそも歌詞って何のためにあるのか、今の作詞者は考えたことがあるのだろうか。私が(30秒間の)研究によって編み出された結論は、「歌詞はメロディでは伝わらない部分を補うもの」ということ。音楽を聴いて、それが楽しい曲なのか、悲しい曲なのかわからない人はいない。短調と長調の区別がつかない人でも、曲の雰囲気の違いは判別できるだろう。そこで歌詞というのは、曲の雰囲気だけでは何を伝えたいのか詳しくはからないところを、釈然としないところを補うものである、ということ。

JPOP、と聞いて私が思い浮かべるのは、失恋の歌で「〜することです」というフレーズが何度か登場する曲。ドラマか映画の手段化に使われたらしいが、歌声と歌詞を聞いて「あぁ、それだからフラれたんだよ」と思ったことを口にしてしまい、それがきっかけで友人から嫌われてしまったエピソード。○○(友人の名前)、丸山さんの記事を読め。悔しかったら反論してみろ。やーいざまぁ。

記事中の表現で言えば「みんな同じことをやりたがる」世の中で、私がついやってしまう禁断の行為がある。それは曲を聞きながら歌ってしまうことなのだけど、これぐらいは誰でもやるかもしれない。でも私が歌うのはジャズで、しかも歌詞のある曲ではない。管楽器やリズム楽器のメロディを歌うのだ。

ジャズを聴いたことがある人でも、そうでない人でも、メロディを忠実に言葉に変えて歌うとどのような惨事になるか、想像はつくと思う。そう、まさにこれは惨事でしかない。よく使うのはサ行、タ行(濁音や半濁音が多い)やラ行で、音のピッチや早さ、音色に合わせて使いわける。当然ファルセットも使う。これを気づいたら公共交通機関の中でもやっているから、もう単なる不振人物でしかない。もちろん人の迷惑に奈良に亜ように超小声で、口に隅が動いてるかどうかというレベルだけど。

「みんな同じことをやりたが」っていようが、いまいが、こんなことをする人は珍しい部類に入るだろう。でも私が聞く音楽は、少なくともJPOPよりはおもしろいし、歌詞はないけれどJPOPより伝わるものは多い。曲は長いけど。

みんなと違うことを、売り物としてしたいのなら、音楽のジャンルの枠組みに囚われているようでは意味がないと思う。「みんなが同じことをしてるから自分だけは違うことをしたい」という集団が集まって、集団の中で同じ事をしだすようになる。今流行の曲をベースに違うことをしてみても、結局はそれだけの変化しか生まないのでは?


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プロフィール
1940年11月29日、東京都葛飾区柴又に生まれ、16才で家出し、20年後に腹違いの妹が暮らす故郷に帰って来た寅さんの本名は寅次郎である。