とある
「とある」という言葉を辞書で引くと、次のような意味が載っていた。
たまたま行きあった場所である、また偶然そうなった日時である意を表す。ある。さる。
広辞苑では
(トは助詞。アルは有リの連体形)或る。さる。ちょっとした。
普通の国語辞書の方が意訳的な感じがする。「行き逢う」という言葉が難しいのだが、広辞苑には「出くわす」「ぴったり一致する」などと載っていて、さらに解釈が難しい。
「とある日曜日」「とある昼下がり」「とある休日」
は良いとして、人から聞いた噂話などで
「とある野球場に纏わる話なんだけど」 ・・・・・・ (*)
というように使うのは誤用なのだろうか?
この文では「と」はあってもなくても通じる語だ。格助詞だと思うが、「限定」の意味だと思ったのに、手持ちの古語辞書の格助詞「と」の説明に、その意味はない。
辞書に載っている「とある」は「限定」と勝手に仮定しよう。では(*)の意味は「引用」として捉えてはどうだろうか。
「彼は〜といった」
「『〜』と言われても」
「〜というか」
同じ意味として
「とある野球場に纏わる話なんだけど」
なんかすっげぇ間違ってる臭い。理屈が通ってすらいないような・・・。







